何故か仕事中に「ああ、まさにあの状況だ」と頭をよぎったラノベの一節

「今すぐ交渉の馬を走らせるなんてことができるのですか?まだ手元の金額もわかっていないのに」
「銀貨のある場所というのは限られています。ですから我々が手に入れられる銀貨の量というのはおおよそ想像がつきます。その限度いっぱいに交渉を持ち込んで、実際に銀貨のやり取りを行うその日までに用意できれば問題ありません」

初物を使った開発でこれをやって、しかも広報日まで決まっていたりすると、後でサービス的に許容できない問題が発生したときに地獄を見るというほどでもないが要求元と開発でもめまくって怒声が鳴り響いたり、仕様的にこれでいいって言った・言わないみたいな話になってぺんぺん草も生えない不毛な流れになってしまったりする、というかした。
うん、もうつくってから社内で1年くらい寝かせてからサービスインしたい。
ていうか個別のソフトウェア開発って、本質的につくってみるまでわからない研究開発ぽい側面があるので、締切り日ありきで追加も含めてすべての仕様を満たしてみんなが幸せな状態でサービスインするってことはありえないんじゃないの。でまた、要求元と開発で分かれると、要求元としてはゴネれば開発がなんとかしてくれる、みたいな変な希望をもっちゃったり、開発側は「それくらいサービス的に妥協してよ。それくらいいじゃん」と冷めてたりして、合わないジグソーピース。もう開発&要求元みたいな業務分担はやめて、サービス分担にしたい。そして、みんなで仕様決めてみんなで開発して、疲れたらみんなで妥協して、ただ時間内でできる限りよいサービスをつくるという一点に集中したい。