エンジニアの未来サミットに行ってきた

インプットが多すぎてまとめられないのだがとりあえず書く。

naoyaさんカコイイ!

ギーク陣の中でもid:naoyaがすごく冷静で、加えてちゃんと学生と対話しようとしてた。他のギークが「俺についてこい!」みたいなパワータイプ(そういうノリも好きだけどw)なのと対象的だった。

伝えかた

特に印象的だったのは、「おもしろいことやってる会社があるけど、それを学生にどうやって伝えたらいいのか」というnaoyaさんの疑問。結局、学生のAさんが言ってた「文字だけがわからん。インターンやバイトで○週間くらい働かないとわからない。」という話が答えに近いのかな。でも、そのインターンじゃ人数があるから、大勢に直接伝えることはできない。
と、ここでインターンがどうこうではなく、そもそも

本当に伝わってないの?

というのが僕の疑問。もし、もし「面白いことをやってる会社」に就職希望者があまりこなくて、それはおもしろさが伝わってないせいだと思ったのだとしたら、別の考えが。

安心感がない

家電メーカーみたいに、そのひとの身近にある製品をつくってると、安心感は得られると思う。ここなら入っても悪いようにはされないかなー、って。「面白そうなことをやってる会社」はきっとベンチャーだから、長年かけてやっと植え付けられるような安心感がない。

スキル的な敷居が高い

個人的には、hatenaレベルになると、相当コードがかけて、アウトプットも出してて、コミュニケーションもできなきゃ入れない、というイメージがある。他の面白そうな会社もそういう敷居の高さがあるのでは。

スキルがない=がんばりが足りない?

マッチョ的には「がんばればコードもかけるようになるし、アウトプットだって出せる!」という話になりそうだが、それ以前にがんばるためのモチベーションが持てないのが問題なんじゃないかな。左端の学生のAさんが言ってたのは、「サービスを作るのが目的であって、コードはその手段」。あえてがんばって勉強して、安心感の無いベンチャーに行かなくても、大企業で企画職にでもなっておけば、自分の思い通りにものが作れそう。じゃあ、がんばる理由はないよね。

企画職?

でも、企画職ってそんなにいいのかな。あなたが実際に企画職になってすごくいい*1モノのアイデアを出したとする。それをイメージしたとおりの良品として世に出せるかは、あなたの

  • 人を動かす力
  • 会社における信用
  • 部署が持ってるお金
  • 上司の性格
  • 開発者のスキルに依存してます。

”人を動かす力”以外は、外的要因です。人や会社を変えるのは大変だよー。

面白い会社

そこで、サービスを作りたいと思ってる人が、あえてSIer(かそれに準ずる何か自分でコード書かないでモノをつくる会社)ではない会社に行くモチベーションを考えてみる。
サービスを考えたり、システム設計したり、コードを書いたり、画面デザインしたり、というのは全部自分の力でできること。もし、自分の作りたいモノが大なり小なりあるなら、その実現性を他人任せではなく、”自分の力”でコントロールしたいと思いませんか。naoyaさんの言ってる「面白いことをやってる会社」が技術的に、アイデア的に面白そうなサービスを作ってる会社で、かつ「(SIerと比べて)より”自分の力”を発揮してモノが作れる」ところならどうか。後はその会社も技術やアイデアを馬が合えば、行かない理由、がんばらない理由もないと思いませんか。

*1:かもしれない、実際作ってみるまでわからない