ECHONET?

家電ネットワークに関する2年前の記事から気になったところだけ抜粋。

 一方、ささやかな発表というのは、エコーネット規格で無線LANIEEE 802.11/11b)をサポートしたこと。三菱電機などは「iReady」発表の際に無線LANの使用を明らかにしていたが、これで正式に規格化されることになった。

 実際、枯れた技術でコストも安いIEEE 802.11を望む声は多かったようで、すぐ横に展示していたエコーネットの「ミドルウェアアダプタ」では、シャープ、三菱電機三洋電機の3社がIEEE 802.11b無線LANを採用している。
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 一方、iReadyを推進するメーカーの技術者に言わせれば、「エコーネットだけではまだ足りない」というのが正直な感想のようだ。「エアコンを例にあげると、エコーネットで制御できるのは“電源のオン・オフ”のほか、“モード設定”や“温度設定”などに限られている。しかし、各メーカーは空気清浄など独自機能を付加して競争力を高めているのが実情だろう」(三洋電機)。
もう、すぐそばにある家電ネットワーク (2/2) - ITmedia NEWS

枯れた技術が良いなら、無線LANUDP、それに家電用にMIBツリーを一つ作ったらいいんじゃないかなぁ。スイッチ類、例えば電源のオンオフなら、マネージャが電源の状態(オン or オフ)をSETして、エージェントはSETされたデータに応じて実際に電源をON/OFFできそう。そこはエージェントに組み込むか、もしくは家電が自分のエージェントに対してTRAPをかけるようなマネージャを持ってて、TRAPが通知されたら電源をオン・オフするとか、色々実現方法がありそう。当然スイッチ類意外にも、製品仕様なんかのオブジェクトを作っておけば、カタログやらを一々参照しなくても良くなって良さそう。PCから家庭内の冷蔵庫を検索して、冷蔵庫の製品仕様を表示する・・・とか、結構便利なんじゃないかと思ったり。
あえてECHONETなんてものを作ったのは、家電に組み込むにあたってSNMP等だと重すぎたってことかな?2004年当時は家電にかけられるコスト内で十分な計算能力を確保できなかったかもしれないけど、今はどうかな。これなら既存のSNMPマネージャを使えばPCから家電ネットワークにアクセスできる。ECHONETをPCから扱えるようにまたブリッジ的なものを開発するのも面倒でしょ。家電に実装するにしても、一から考えるよりは、ネットワーク機器で既に使われてるSNMPを実装する方が簡単なんじゃない?むしろ古〜いCPUでも積んでUnix動かしちゃうとか。色々考えられるなぁ。